h78’s blog

認知症.介護について

認知症にならないは本当?

新聞のテレビ欄。

「一生認知症にならない○○新常識」などとありますが、どこまで信じることができるのでしょうか?

アルツハイマー認知症にならないことを指していることが多いと思います。

 

そもそも、認知症の原因となる疾患は100以上あり、その中の一つがアルツハイマー認知症です。

 

アルツハイマーに関して薬の研究が世界中でされてきましたが、根本治療薬は未だにありませんし、開発中止が相次いでいます。

 

今後の医療には、期待すると同時に脳の活性となる生活はとても大切なのは理解できます。

 

しかし、いま大切なことはなんでしょうか?

 

私の理想は、認知症の人が活躍できる社会になることです。

 

認知症になった時、自身の望む生活ができ、活躍できる場所が地域にある。

難しいのでしょうか?

 

これまで、地域で書道の先生をしていた方がいます。

認知症になったものの、引き続き書道の先生をしばらくの間していました。

認知症であることを生徒さんには伝え、互いに助け合う書道教室となっていったのです。

 

認知症になると何も出来なくなるのではなく、身体が覚えているものです。

もちろん、字は私などより、ずーっと上手ですし、教え方も丁寧です。

 

何より、書道の先生として、活躍でき認められることは生き甲斐ではないでしょうか?

 

認知症にならないための○○予防ばかりが先行すると、認知症=悪というイメージ、そして認知症になったときに不安になってしまいます。

 

 

私自身も認知症になっても認めあい、助け合える社会や地域になるよう活動し続けたいのです。