認知症の人の幸せ
そんな分け方をすること自体がナンセンスなのかもしれません。
しかし、分かりやすいように、あえて「認知症の人の幸せ」と書かせてもらいます。
幸せの価値観など、人それぞれですが、人から必要とされ、人の役に立つことこそ、認知症の人にとっても幸せなのです。
病気になり、出来ないことが増えたとき、どのように接してほしいですか?
寝たきりの時など、一時的には、手厚い看護や介護が必要です。
しかし、一定期間を過ぎたなら、誰かの役に立ちたいと思ってしまいます。
自分が生きていて、社会から家族から仲間から必要とされる存在でありたいのです。
認知症だという病気の自覚のある人と話をしていると多くの人が、言い方は違えど、そのようなことを言います。
役割があり、誰かのために必要とされる存在であり続けたい。
認知症の人も同じ思いだったのです。