認知症予防とは?
認知症予防と聞くと、認知症にならないための「予防」というイメージがあると思います。
しかし、認知症になった人たちにとっては、進行を遅らせることが予防なのです。
そもそも、認知症になりたくないとは、誰もが思うでしょう。
しかし、予防したとしても、一定の割合で認知症になる人は必ずいます。
認知症になっても悲観することなく、楽しく生きていくことこそが大切です。
この楽しさこそが、認知症の進行予防なのです。
認知症当事者で有名な佐藤雅彦さんは「認知症になり不便ではあるけれど、不幸ではない」と言っています。
そうなのです。
認知症になっても幸せに生きることができます。
さて、認知症進行予防ですが、例えば、若い頃からピアノ演奏が趣味であれば、ピアノ演奏がよいでしょう。
塗り絵が好きなら、塗り絵をしてください。
助けが必要な時、状態であれば、必要な部分だけお手伝いしてもらいましょう。
最も認知症の進行予防につながるのは、人とのコミュニケーションだと思います。
例えば、料理です。
一人で黙々と作るだけではなく、人と話し、ふれあいながら作ることで認知症の進行予防につながると考えられます。
人と話すこと、手を動かし作業すること、そして美味しいものを食べることは、最高の認知症進行予防です。
欲を言えば、誰かのために作ることは、良い緊張感も生まれ、喜びにもつながります。
人の役にたてることは、やはり認知症の進行予防と考えられます。
最後にもう一度、「楽しみながらの活動」これが、なければ進行予防どころか、進行を早めさせてしまう原因になるのです。