便を壁に塗りたくる
弄便(ろうべん)。
便をもてあそぶと書きますが、まさに字の通り、便を手に取り、洋服やあらゆるところに塗りたくるのです。
介護者家族にとっては、手に負えない行為です。
これには、原因があります。
オムツの中に便をしたら気持ち悪いから、自身の手で取るのです。
手に便がつくと、これもまた気持ち悪いから洋服や壁に塗りたくるのです。
当デイサービスでも、今まで数名の方にこのような行為がありました。
排泄のリズムをつかみ、出来るだけ、トイレに座り、気持ちよく排泄してもらうことを基本としています。
※言うは易しなのですが・・
自身の母が同じ状態になったとき、弄便行為があるからと、縛られるなどの抑制行為をしてほしくないのです。
デイサービスだからこそ出来ること。
一時的にでも職員がマンツーマンで付くなどして、その人に寄り添うことで、排泄パターンやリズム、表情から見えてくるものがたくさんあるのです。