若年性認知症(2)
厚生労働相vol.669
平成30・7・27
「若年性認知症の方を中心とした介護サービス事業所における地域での社会参加活動の実施」
このような資料(通知)をご存知でしょうか?
介護保険事業所(デイサービス)運営中に通所者が社会参加活動をし、謝礼を受け取っていいですよと書かれています。
しかも、表題にあるように、若年性認知症の方を中心にするものの、高齢認知症の通所者も含まれます。
例えば、近隣の保育所で庭掃除をしました。
その謝礼を通所者が受け取ることが可能なのです。
但し、謝礼が1000円であったなら、1000円全てを通所者に渡さなくてはいけませんよと書かれています。
当デイサービスでも、若年性認知症の方を中心に、民家の掃除、野菜販売、お菓子の梱包などで謝礼を得て、全てを通所者に渡しています。
認知症になったとしても、誰かに喜んでもらえることの喜び。
働いた対価として、お給料のように、お金を受けとれる喜び。
仲間と働ける喜び。
たくさんの喜びがあります。
この仕組みは、東京町田市BLGの前田代表が厚生労働相に、認知症の方々の気持ちを何度も伝え、実現したものです。
私など、国から駄目だと言われれば、そこであきらめてしまいます。
しかし、前田氏は、何度も厚生労働相に出向き、このような仕組みが出来上がったのです。
本当の意味での認知症の方々の代弁者であり、時代の先駆者ですね。
感謝、感謝(^-^)
ここでは、ざっくりとしたことを書かせていただきました。
詳細は、直接vol.669を読んでください。
※謝礼を受け取れる、この仕組みは、数年前からありましたが、分かりやすいように書かれた資料となりますので是非ともお読みください。