元学校の先生がいます。
実際に学校の先生をしていたのは、20代の頃のほんの数年。
しかし、この方は、認知症になった後から、若い頃の思い出のほぼ全てが、先生になったのです。
家族に聞いても、自宅で先生の話はしたことがないとのこと。
朝迎えに行くと「今日は、子供たちが大勢来るんだ」と笑顔(^-^)
我々も「先生、先生」と頼りにすると嬉しそうです。
認知症になり、こんな言動を不可解と言う人がいますが、嫌なことは忘れ、活躍していた頃の思い出を話す先生。
先生は、いま、楽しみながら幸せに生活しているのです。