介護民俗学へようこそ!(2)
誰もが持っている「思い出の味」。
しかし、思い出の味を聞かれて、すぐに答えられる人は少いのかもしれません。
登場する清子さんのいなり寿司。
子供の頃の思い出。
近所に、いなり寿司を配ってお駄賃をもらった思い出。
たくさんの胸につまっている思い出を、言葉に出せる場所が「すまいるほーむ」なのでしょう。
そして聞き書きの力なのだと思います。
このいなり寿司を皆で食べ、共有することがどれだけその人に力を与えるのか想像できます。
デイサービスに見学に来た息子には、弁当にして持ち帰ってもらうんだと張りきっているお母さんとしての気持ちと情景が伝わってきます。
想いを形にしてくれる、こんなデイサービスなら、自分の母も行かせたいなって思ったのです。
※当デイサービスの昼食